鉄分サプリの代わりに「強化雑穀」が子どもの腸を壊さないと判明
子どもの鉄不足と言えば、サプリで補うのが定番。でも実は、この「鉄サプリ」、子どものお腹の中に住む細菌のバランスを崩してしまうことが何年も前から指摘されていたんです。特に生後2年ほどの間は腸内細菌叢(マイクロバイオーム)がせっせと発達する大事な時期。そこに高用量の鉄をドカッと入れると、悪さをする菌が増えたり、逆に良い菌が減ったりするリスクがあるとされてきた。
そんなジレンマを解決するかもしれない食材が、インド・ムンバイのスラム街で試験された。それが「鉄・亜鉛を強化したパールミレット(トウジンビエ)」です。
エアコンなしで部屋を涼しくするならこの一台Airio Pro この研究は、生後12〜18カ月の幼児223人を対象に9カ月間実施。通常のミレットを食べるグループと、鉄分が約3倍(100gあたり8.70mg)に強化された品種を食べるグループに分け、腸内細菌の変化を調べました。結果は、強化穀物を食べた子どもたちの腸内細菌に「検出可能な有害な変化は一切なし」。むしろ探索的な分析では、抗生物質や抗酸化物質の分解に関わる代謝経路が活性化する可能性も示唆されました。
「食品ベースのアプローチなら、画一的なサプリ戦略から脱却し、より個別化された栄養介入ができると考えました」と語るのは、コーネル大学精密栄養・健康センターのソウラブ・メータ博士。実際、この研究の前に同じ穀物でヘモグロビン値の改善も確認されており、「栄養は改善するけど腸は荒らさない」という理想的なバランスが現実味を帯びてきた形です。
もちろん研究者たちも「まだ探索段階」と慎重。今回の解析はあくまで副次的なもので、腸内細菌への影響を直接調べるための試験ではないため、今後の追試が待たれます。それでも、サプリ一辺倒だった鉄分補給に、新たな選択肢が加わったのは確か。
「離乳食に混ぜるだけ」で手軽に続けられる可能性もあり、特に発展途上国の子どもたちにとっては大きな希望になるかもしれません。ただし、専門家は「気になるなら小児科医に相談してね」とも添えています。
夜用眼鏡が運転手の間でますます人気になるナイトライダー
今、あなたにオススメ