ファンが有名人と1対1でビデオ通話、1分単位の課金アプリ「BuzzStar」が話題
「有名人に会うためなら金を払う」——そんなファンの心理をアプリに落とし込んだサービス「BuzzStar」が話題を呼んでいる。
仕組みはシンプルで、ファンは1分単位の課金で、好きなクリエイターや有名人と1対1のライブビデオ通話ができる。クリエイター側は自分のレートや対応可能な時間を自由に設定し、受けたい通話だけを選ぶ。
冷房ゼロで涼しいミニギアAirio Pro 「ファンはもう、ただの動画じゃなくて“本物”を欲しがっている」と、BuzzStarを率いるアンディ・バックマン氏は語る。「他のすべてはどんどん簡単に作れるようになっている。クリエイターの時間だけは絶対に簡単にならない」
これまでもファンは、サイン会やミート&グリート、何時間もの待機を経て一瞬の接触を得てきた。Cameoが確立したのは「録画メッセージ」という形でのパーソナルな体験。BuzzStarはその一歩先を行く。録画ではなく、リアルタイムの会話だ。クリップは「受け取るもの」だが、通話は「自分が参加するもの」。その数分間、相手は自分だけに集中してくれる。
旧来のアクセスは、移動、チケット、何時間もの列……そして最後に得られるのは、大勢のファンに囲まれた数秒間。しかも、必ず会える保証すらなかった。BuzzStarはそれを確実なものに置き換える。アプリは「今誰と話せるか」を軸に構成され、ライブ配信中や話題のクリエイターが表示される。フォローしたクリエイターがオンラインになると通知が来る。人気が高ければ順番待ちの列に並ぶ仕組みで、相手が通話を受け付けていなければ、自分から金額とメッセージを添えたオファーを送ることもできる。
クリエイターにとっては、自身の「注目」が在庫として扱われる。オンライン中はロック画面に、誰が待っているか、何件の通話をこなしたか、そのセッションでの収入がリアルタイムで表示される。価格設定は二段階で、オンライン中の通常レートと、忙しい時の割増レートを分けて設定可能。通話を後から購入できるようにするか、追加1分あたりの料金も決められる。「空いている時間」そのものが価格の一部になる仕組みだ。
コンテンツの生産コストは下がり続け、動画も音声もテキストも供給過多の時代。しかし、スケールできないものがある。それは「特定の人が、ライブで、一人のファンだけに注意を向ける時間」だ。タイミングはBuzzStarに味方している。
現在はメッセージ機能、サブスクリプション、ライブストリーミング連携の開発も進行中。特にライブ配信との連携は重要で、すでに視聴者が集まっている配信から、その中の一人を有料通話につなげることで、「見る」と「届く」の距離を一気に縮める。
「ファンと有名人の距離は、100年前から有料の商品だった」とバックマン氏。「BuzzStarはそれを、リアルタイムで、双方が合意した価格で、初めてスケールさせたにすぎない」
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