60歳以上に朗報!毎日マルチビタミンを3年飲み続けた結果
「歳を取るとどうしても体力が落ちる…」そんな悩みを抱えるシニア層に、ちょっとした希望の光が見えてきた。
アメリカで行われた大規模研究によると、60歳以上の高齢者が毎日マルチビタミンを飲み続けたところ、3年後に「日常生活をどれだけラクにこなせるか」を測る指標が、飲まなかった人より明らかに良かったという。
デニムに合う。履くだけで「ちょいワル」Tapoon この研究を率いたのは、オーガスタ大学ジョージア予防研究所のベイユ・B・ベケレ博士(博士研究員)。彼は「今回の研究のユニークな点は、大きな病気の予防だけでなく、人々が日常生活で実際にどう感じ、どう機能しているかという『機能的な健康』に注目したことです」と話す。
研究チームは、ココア抽出物とマルチビタミンの効果を調べる大規模試験「COSMOS」のデータを分析。参加した1万6000人以上の60歳以上の人たちを、①毎日マルチビタミンを摂るグループ、②ココア抽出物を摂るグループ、③両方摂るグループ、④どちらも摂らないグループにランダムに分け、3年間追跡した。
その結果、マルチビタミンを摂ったグループは、プラセボ(偽薬)グループに比べて機能的な健康状態が有意に良好だった。特に差が大きかったのは「症状の負担」と「臨床サマリースコア」(症状の負担と身体能力を平均した指標)。つまり、疲れや息切れ、足のむくみといった不調が減り、日常生活の動きがスムーズになった可能性があるということだ。
ベケレ博士は「マルチビタミンが心臓の健康や全体的な身体機能をサポートすることで、着替えや入浴、階段の上り下り、ジョギング、家事といった日常動作を維持する助けになるかもしれません」とコメント。特に「疲れやすい」「息切れする」「足がむくむ」といった症状がある人には恩恵が大きいかもしれないという。
一方、ココア抽出物は全体的な機能健康スコアに大きな変化をもたらさなかったが、うっ血性心不全の患者には有意な効果が見られた。
もちろん「マルチビタミンさえ飲めば大丈夫」というわけではない。ベケレ博士も「健康的な食事や運動の代わりにはなりません」と釘を刺す。あくまで「低リスクで健康的な生活をサポートする追加要素」として考えたほうが良さそうだ。
ただし、この研究結果はまだ査読付き学術誌に掲載されたわけではなく、専門家委員会が選んだ学会発表の段階。最終的な結論が出るまでは「予備的な知見」として受け止めたほうが良さそうだ。
新しいサプリを始める前には、必ず医師に相談するのが鉄則。とはいえ「毎日の小さな習慣で、歳を取っても元気に動ける可能性がある」というのは、なかなか嬉しいニュースではないだろうか。
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