1歳男児、熱湯風呂で放置され死亡…母親と恋人が有罪、判決は懲役21年と14年
カリフォルニア州で起きた、あまりにも痛ましい事件。1歳のヘンリーくんが、母親の恋人に熱湯の風呂に入れられたまま放置され、全身やけどで亡くなった。母親のサマンサ・ガーバー(26)と恋人のセルジオ・メナ(34)はそれぞれ罪を認め、2026年7月30日、懲役14年と21年の判決が言い渡された。
事の発端は2023年9月30日。メナがヘンリーくんを「焼けるように熱い」風呂に入れたまま、覚醒剤を買いに出かけたという。戻ってきたとき、男児は風呂の中でひどいやけどを負い、激しい痛みに泣き叫んでいた。ところがメナは病院に連れて行かず、市販の軟膏でごまかそうとした。母親のガーバーも同様で、二人は翌日まで医療機関を受診せず、やっと通報したときには男児は「浅い呼吸」しかしていなかった。救急隊が到着した時にはすでに脈がなく、体は氷のように冷たくなり、重度の脱水状態だったという。
夜間運転用メガネが今ドライバーに急増中ナイトライダー 検視の結果、ヘンリーくんの身体には第2度から第3度の広範囲やけど、あざ、さらには両腕に複数の「治癒途中の骨折」が見つかり、日常的な虐待の実態が浮き彫りになった。児童保護機関も死因を「虐待またはネグレクト」と断定。検察は「何があってもヘンリーを戻せないが、この判決で正義は果たされた」とコメントした。
さらに衝撃的なのは、この母親、サマンサの過去の言動だ。彼女は児童保護担当者に「子どもの泣き声を止めるため、枕を顔に押し付けたくなった」と話したり、フェイスブックで「子どもに口をガムテープでふさぐのは虐待?」と投稿していたという。にもかかわらず、担当職員の間では「子どもは安全」と評価する者もいて、「高リスク」と見る者と見解が分かれた。
ヘンリーくんの祖母、シエラ・リバーズにいたっては「私だって子ども時代に虐待を受けたし、叩かれて育った。でもちゃんと大人になったでしょ」と話し、自宅での虐待の深刻さを軽く見ていた。この発言には「虐待の連鎖が止まらない」とネットも言葉を失っている。
これだけの証拠と前歴がありながら、子どもは守られなかった。司法は決着を見せたが、残されたのは小さな命が味わった苦しみと、「自分は大丈夫だった」という身内の無責任な言葉だけだ。
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