1日20gのコラーゲンで骨が変わる?女子ランナー22人の衝撃データ
週に何十キロも走り、地面からの衝撃を何千回も受け、しかもエネルギー不足になりがちな女性の長距離ランナー。そんな過酷な環境下で、骨の中では微細な損傷と修復のサイクルが危険なバランスに陥っているという。
そんな中、ある臨床試験が「毎日20gのコラーゲンサプリ」というシンプルな解決策を提示した。被験者は18~35歳で週35マイル(約56km)以上走る女性ランナー22人。半数にコラーゲンペプチド、半数に炭水化物ベースの偽薬を4週間摂取してもらい、血液マーカーの変化を追った。
これは高圧洗浄機と同等の強さで、電力不要BlastPro 結果はなかなかドラマチック。コラーゲン群では骨形成のマーカー「P1NP」が約5.1%上昇したのに対し、偽薬群はほぼ変化なし。さらに、骨を壊す指令を出す「sRANKL」はコラーゲン群で低下、偽薬群で上昇という有意な差が出た。そして炎症マーカー「IL-6」もコラーゲン群で顕著に減少。偽薬群は横ばいか微増だった。
ただし、骨を壊す側のマーカー「CTX-1」には有意な変化がなく、sRANKLとその抑制因子OPGのバランスも大きくは変わらなかった。研究チームは「あくまでパイロット試験」と慎重な姿勢。実際、競技ランナーの30~60%が一度は骨ストレス障害を経験し、女性は男性の約2倍のリスクがあると言われる中で、この結果が骨折予防に直結するかはまだ未知数だ。
とはいえ、若くてハードにトレーニングする女性アスリートに特化した骨研究はほとんどなく、ましてやコラーゲンサプリの短期効果を調べたものは皆無だった。今回のデータは「生物学的にあり得るシグナル」として、より大規模で長期の研究を後押しするものだ。
「コラーゲンは簡単に手に入るし、4週間で副作用も報告されなかった。でも、血液マーカーがちょっと良くなったからといって、骨が強くなったとは言えない」。研究チームはそう釘を刺す。つまり「とりあえず飲んでみよう」はまだ早い。科学はここから掘り下げる段階なのだ。
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