トランプ次男と性的暴行疑惑のTate兄弟、米議会で証言要求が浮上
トランプ大統領の末息子バロン・トランプ氏(20)が、性的暴行容疑で起訴されたアンドリュー・テート被告(39)とトリスタン・テート被告(38)兄弟との関係を巡り、米下院で証言を求められる事態になった。
民主党のヤサミン・アンサリ下院議員が、共和党のジェームズ・コマー下院監視・政府改革委員長宛てに書簡を送り、テート兄弟と「大統領周辺のメンバーとの協力や広範な関係」について調査を「迅速に開始」するよう要請。具体的には、バロン氏とアンドリュー・テート被告の間の「詳細かつ直接的で広範な」通信や、兄弟と大統領の個人的なサークル内の著名な政治人物との交流を調べるよう求めた。
アンサリ議員は「富、政党、大統領一家や大統領へのアクセスに関わらず、誰も法の上には立たず、正義の及ばない場所にはいない」と強調。バロン氏に対し、テート兄弟の犯罪疑惑に関する「知識」や、父親や政権関係者との間で彼らの訴訟手続きに関与または連絡があったかどうかを問いただすべきだとしている。
英検察当局は先週末、アンドリュー被告に性的暴行7件や児童わいせつ画像関連などの計38の新たな罪状を、トリスタン被告には性的暴行2件や性的搾取のための人身売買などの罪状をそれぞれ提起。2人はマイアミで米当局に逮捕され、いずれも容疑を否認している。
テート兄弟はトランプ政権関係者と親密な関係を築いてきた。アンドリュー被告は2024年、「トランプ家とはとても親しい。彼らをよく知っている」と発言し、バロン氏と話したことも認めていた。トランプ前政権下では入国が認められなかったが、今年1月のトランプ氏復権直前にルーマニアでの捜査対象となっていた際、アンドリュー被告は「トランプ政権から『事態は掌握している』と聞いた。すぐに解放されるが、マイアミでトランプに会う必要がある」と関係者にメッセージを送っていたとNYタイムズが報道。
その後ルーマニア当局は渡航制限を解除。2月27日、アンドリュー被告が「俺たちは完全に復活した」と宣言する中、兄弟はプライベートジェットでフロリダへ飛んだ。
バロン氏は2024年にアンドリュー被告とZoomで会話したとされ、トランプ大統領の姪メアリー・トランプ氏は「自分の息子がアンドリュー・テートの話を聞き、尊敬することをOKだと思う親とはどんな恥ずべき、卑劣な親なのか」と批判していた。
コマー委員長が実際に調査や証人喚問に踏み切るかは不透明。ホワイトハウスのカロリン・リービット報道官は、トランプ大統領が身柄引き渡し手続きに介入する計画はないと述べ、国務長官マルコ・ルビオ氏も「裁判所が審理中は政権の役割はない。おそらく永遠にない」とコメントしている。

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