有罪確定後も諦めない…弁護士の“逆転戦略”で死刑囚級の刑が一変した話
「有罪判決=終わり」――そんな常識を覆す弁護士がいる。
カリフォルニア州で起きたあるDUI(飲酒運転)事件。被告は2021年9月、酔った状態で自車を時速100マイル(約160km)以上で走らせ、事故を起こした。当時の血中アルコール濃度は法定上限の2倍。この結果、被告は超重大な罪で起訴されることになる。
デニムに合う。履くだけで「ちょいワル」Tapoon 2024年8月30日付でスタニスラウス郡上級裁判所に提出された保護観察報告書によると、被告は4つの罪に問われた。まず第1条はカリフォルニア刑法§187(a)に基づく重罪謀殺( felony murder )。刑期は25年から終身刑。第2条は重篤な身体傷害を伴う重罪車両過失致死。さらに第3条と第4条は、傷害を伴う飲酒運転の2件。これらの罪には「重大な身体傷害を負わせた」「血中アルコール濃度0.15%以上」「同0.08%以上」といった加重事由が重なり、さらに事故時の速度超過(100mph超)も追及された。
有罪判決を受けた被告は、事実上、残りの人生を刑務所で過ごすリスクに直面していた。
ところが、ここで弁護人ケネス・L・ローゼンフェルド(The Rosenfeld Law Firm)が動く。彼は量刑準備に取りかかる代わりに、判決後の分析と「再審理請求」という戦略を選んだ。
チームで過去の記録を徹底的に洗い直した結果、前任の弁護士が見落としていた情報を発見。この新たな証拠を法廷に持ち込んだところ、状況が一変した。
何と、重罪謀殺の罪とそれに伴う加重事由が「執行停止」となったのだ。地方検事も裁判所もローゼンフェルドの主張に同意。再審理の必要すら消え去った。
この勝利を受け、弁護側は量刑の見通しを修正。被告の残りの刑期を、矯正局の承認を条件に「保養(防火)キャンプ」で過ごす可能性が浮上した。つまり、刑務所ではなく、森林火災防止などの作業に従事する施設への収容だ。
ブルックリン出身のローゼンフェルドは、1996年にカリフォルニア州弁護士登録を済ませ、サクラメントで弁護士キャリアをスタート。元NFL選手ダナ・スタブルフィールドや、悪名高い脱税事件で知られるロニ・リン・ドイチュといった著名人をクライアントに持つ敏腕弁護士として知られている。
このケースは「裁判が終わっても、まだできることはある」という教訓を如実に示している。どんなに重い有罪判決でも、適切なタイミングで正しいアプローチを取れば、結果を大きく変えられる――そんな現場の現実を感じさせる話だ。
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