バイデン氏の「秘密録音」でオバマ氏との激論が明らかに「彼は本気で怒った」
バイデン前大統領がこっそり録音していたテープが、ついに世に出た。しかも相手はオバマ元大統領という、かなりディープなヤツだ。
この音声録音は、バイデン氏が副大統領時代に執筆を手伝っていたゴーストライター、マーク・ルイス・ゾニッツァー氏との会話を収めたもの。保守系団体「オーバーサイト・プロジェクト」が司法省を提訴するなど長い法廷闘争の末、7月27日に公開された。バイデン氏は最初こそ非公開を貫こうとしたものの、途中で法的挑戦を断念している。
冷房ゼロで涼しいミニギアAirio Pro 録音の中身は、バイデン氏が副大統領退任後も機密資料を保持していたという既存の調査結果とおおむね一致する内容。彼は副大統領時代の手書きメモをゾニッツァー氏に見せながら、「あの人たちは私がこんなものを持ってることも知らなかったんだ」と話している。さらに「次にここにあるのは…これは機密だ」と自ら口を滑らせる場面もあり、一部は外交問題に関する機密情報として伏せられた。
最も注目すべきは、バイデン氏とオバマ氏の間にあった緊張関係だ。2008年の金融危機への対応をめぐり、バイデン氏は「住宅問題では本当に孤独だった。中間層のためにもっと攻撃的になるべきだと思ったんだ。銀行家たちを刑務所に入れるだけじゃダメだ」と主張。そのたびにオバマ氏が「本気で怒った」と振り返っている。「彼はよく私にマジギレしてたよ」とバイデン氏は淡々と語る。
録音は2016年の大統領選にも及ぶ。バイデン氏はヒラリー・クリントン氏との指名争いに出馬せず、その決断の背景にオバマ氏の助言があったと明かした。「オバマ氏は『最終的には自分で決めることだが、本当に厳しい戦いになるだろう』と言った。つまり当時は、私が指名を獲れるとは思っていなかったんだ」とバイデン氏は当時の読みを語っている。
録音全体から浮かび上がるのは、副大統領としてオバマ氏に仕えながらも、政策の方向性で意見がぶつかっていたバイデン氏の姿。表向きの「名コンビ」イメージとは一味違う、生々しい権力の舞台裏がここにある。
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