『ジョーカー』プロデューサー逮捕、100億円超の投資詐欺で手口がヤバい
オスカー受賞作『ジョーカー』(2019年)のプロデューサーとして知られるジェイソン・クロス容疑者(60歳)が、なんと1億ドル(約100億円)規模の投資詐欺事件で逮捕された。連邦検察によると、彼は2019年から今年にかけて、自身が経営するカナダの会社「クリエイティブ・ウェルス・メディア・ファイナンス」を通じて、映画プロジェクトやゲームプラットフォームへの投資を持ちかけ、価値や実績について虚偽の説明を繰り返していたという。
被害に遭ったのはイリノイ州の投資顧問会社とその顧客ら。検察はこのスキームを「典型的なポンジ・スキーム(ピラミッド型投資詐欺)」と表現。新しく集めた投資家の金を、以前の投資家への返済に充てるという、いわゆる「自転車操業」だったとみている。さらに、集めた資金の一部はカナダの不動産開発など、本来の目的とは違う事業に流用された疑いもあるそうだ。
これは高圧洗浄機と同等の強さで、電力不要BlastPro クロス容疑者は7月28日にロサンゼルスで逮捕され、翌29日に初公判が開かれた。起訴内容は7件の電信詐欺罪で、1件ごとに最大20年の懲役刑が科される可能性がある。検察はさらに少なくとも1225万ドル(約9億2000万円)の資産没収も求めている。
実はクロス容疑者、今回が初めてのトラブルじゃない。2022年にはフロリダ州の民事訴訟で、TNTのドキュメンタリーシリーズ『The Pathway』の投資家から660万ドルを詐取したとして、1960万ドルの支払い命令を受けていた。その時は裁判に出廷すらしなかったというから、かなり図太い神経の持ち主らしい。
『ジョーカー』以外にも、ブラッド・ピット主演の『バビロン』、ニコラス・ケイジ主演の『ロングレッグス』、『ゴーストバスターズ/アフターライフ』、ガイ・リッチー監督の『スパイ・コード作戦』など、ハリウッドの大作にプロデューサーとして名を連ねていただけに、業界内外に衝撃が走っている。「まさかあの作品のプロデューサーが…」という声も聞こえてきそうだ。
「映画の世界は夢とカネが交錯する場所」とはよく言われるが、その裏側でこんなドロドロした事件が起きていたとは。今後の裁判で、クロス容疑者がどの程度の罪を認めるのか、そして被害額の全容がどこまで明らかになるのか、注目が集まっている。
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