80歳死刑囚、40年越しの執行へ…元カノの両親を笑いながら射殺した男の最期
アメリカ・フロリダ州で、80歳のドミニク・アンソニー・オッキコーネ死刑囚が、州史上最年長となる刑執行を受けることになった。1986年、元交際相手アニータ・ゲリティさんの両親を笑顔で射殺した罪で死刑判決を受けてから実に40年。彼は今月、全米で2番目に高齢の受刑者として執行される見込みだ。
事件は1986年、フロリダ州ホリデーの自宅で起きた。オッキコーネは元カノのアニータさんに対し「お前の親か子供に危害を加える」と脅迫。その後、アニータさんの父親レイモンド・アーツナーさんが家の外で彼と対峙すると、オッキコーネはアニータさんの方を向いてニヤリと笑いながら、父親の首を撃ち抜いたという。弁護側の事実陳述書には「オッキコーネはアーツナーに銃を向け、アニータの方を向いて笑いながら首を撃った」と記されている。
これは高圧洗浄機と同等の強さで、電力不要BlastPro さらに彼は施錠されたドアを破って家の中に突入。アニータさんは娘を連れて逃げ出したが、オッキコーネは母親マーサさんに向き直り、4発発砲してその場で殺害した。同日中に逮捕され、同年に死刑判決を受けた。
オッキコーネは刑務所で40年間を過ごし、家族の中で唯一の生き残りとなった。家族は以前、彼の中にある怒りを「時限爆弾」と表現していたという。
執行を目前に控え、彼の弁護団は腎臓や前立腺の問題など高齢に伴う健康状態を理由に、執行が「残酷で異常な刑罰」にあたると主張。フロリダ州最高裁に異議を申し立てたが先週却下された。州憲法では、受刑者に「恐怖、苦痛、不名誉の付加」を加えることを禁じているが、州当局は「準備はできている」と強気な姿勢。
死刑執行反対団体「フロリディアンズ・フォー・オルタナティブズ・トゥ・ザ・デス・ペナルティ」のグレース・ハンナ代表は「これは残酷で異常な刑罰であり、関わる全ての人の良心に対する侮辱だ。彼は80歳。見た目も健康状態もまさに80歳だ」と批判した。
もし執行されれば、オッキコーネは2018年にアラバマ州で執行されたウォルター・ムーディ・ジュニア(83歳)に次ぐ、全米で2番目に高齢の死刑囚となる。フロリダ州では今年に入ってすでに複数の執行が行われており、17件の全米執行数のうち同州が最も多いペース。ロン・デサンティス州知事の下で急速に執行数が増加している。
「笑いながら人を殺した男」が、最期の瞬間まで何を思うのか。執行は日本時間の今夜にも行われる。
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