コーヒー1杯でテストステロン0.29上昇? 2200人調査の衝撃
コーヒー好きの男性に朗報……かもしれない。フィンランドの研究チームが『European Journal of Nutrition』に発表したところによると、1日に飲むコーヒーの量が多い男性ほど、血中の総テストステロン値が有意に高いという結果が出たんだそうな。
この研究、フィンランド北部で1966年に生まれた約2200人(46歳前後)を対象に、コーヒーの摂取量とホルモン値の関係を調べたもの。コーヒーを飲まない人から1日5杯以上飲むヘビーユーザーまで4グループに分けて分析したところ、コーヒー1杯増えるごとに総テストステロンが0.29 nmol/Lずつ上がるという、いわば“コーヒー差分”が浮き彫りになった。もちろん体重や喫煙、運動、アルコールの影響は統計的に排除済み。
エアコンなしで部屋を涼しくするならこの一台Airio Pro さらにコーヒーをたくさん飲むグループは、体脂肪が少なく筋肉量が多い傾向も。ただしヘビードリンカー群は男性の割合が圧倒的に多かったので、単に男女差が出ただけの可能性もあり、「コーヒーのおかげ」と断言するにはちょっと注意が必要。
ここでややこしいのが、フリーテストステロン(体がすぐ使える活性型)の数値。コーヒーを多く飲む男性は総テストステロンと生物学的利用可能テストステロンは高かったものの、フリーテストステロンは逆に低めだったのだ。研究者いわく「代謝に関係するかもしれないが、有益とまでは言えない複雑なパターン」。女性の場合、コーヒー摂取はSHBG(性ホルモン結合グロブリン)の上昇とフリーテストステロンの低下に関連しただけで、総テストステロンへの影響は見られなかった。
ただしここで大きな落とし穴。この研究は「ある時点のスナップショット」を切り取った横断研究なので、コーヒーがテストステロンを上げたのか、テストステロンが高い人がコーヒーを多く飲むのか、あるいはまったく別の要因が両方に関わっているのか、因果関係はまったく不明。食事やストレス、月経周期の影響も考慮されていないし、テストステロンは1回しか測定されていないから日々の変動も考慮外。
それでも「コーヒーとテストステロンに関連がある」というデータそのものは興味深い。毎朝の一杯が、思わぬ形で男の体内に作用している可能性を秘めているってわけだ。ただ、すぐにコーヒーをがぶ飲みするのは禁物。あくまで「関連があるかもしれない」レベルで、医学的アドバイスにはならないので悪しからず。
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