タイの山中で新種トカゲ発見、名前は『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』のドラゴンから
タイ西部の山の奥で、科学者たちがあるトカゲを探していたら、全然別の新種を見つけてしまった——しかもその名は『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』のドラゴンから取られている。
その名も「アカントサウラ・サイラックス」。背中にトゲトゲした鱗を持ち、標高約1300メートル以上のメウォン国立公園にしか生息していない小さなヤモリ……じゃなくて、いわゆる「マウンテン・ホーンド・ドラゴン」の仲間だ。
エアコンなしで部屋を涼しくするならこの一台Airio Pro なんでドラゴンの名がついたかというと、体色が黄色がかっていて、同属の他の種と比べて小柄で、しかも繁殖力が異様に高いから。ドラマ『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』でレイニラ・ターガリエン女王が乗っていたドラゴン「サイラックス」が、まさに黄色い体と高い繁殖力で知られている。つまり「イメージぴったり」というわけだ。
研究者たちは最初、別の既知のトカゲを探しにこの公園を訪れた。ところが何度調査してもそのトカゲは見つからず、代わりに「首と背中のトゲが異常に小さい」見慣れないトカゲばかりが捕まる。これはおかしいと物理的な計測とDNA解析をしてみたら、なんと完全な新種だった。この発見は学術誌『ZooKeys』に掲載されている。
この新種のすごいところは、同属の全23種の中で首と背中の鱗が最も小さいという記録を持つこと。さらに耳の穴に鱗がなく丸く開いている、のどの袋が未発達、首に特徴的な黒い襟のような模様がある、尻尾が体より少し長い——といった独自の特徴を備えている。
調査チームは2025年4月から5月にかけて、オス1匹(ホロタイプ)とメス5匹・オス2匹の計8匹を手づかみで捕獲。生きたまま写真に撮ったあと、標本としてタイ国立科学博物館に寄託した。オスは濃い茶色のまだら模様に淡い緑色の斑点、メスは白っぽい黄色の大きな模様があり、両方とも近縁種に見られる黒い目の周りの斑紋はなかった。サイズもメスの方が大きく、鼻先から尻尾の付け根まで約10センチ、オスは約7センチ。
DNA解析でもこの新種は明確に別物だった。調べた2つの遺伝子領域のうち一つでは、最も近い近縁種「アカントサウラ・レピドガスター」と約17%もの違いがあり、最も遠い種とは約28%も違う。これは同属内で種を分ける基準と同じレベルの差だ。系統樹でも、このトカゲは独自の枝にきっちり乗った。
ただし、すでに脅威も迫っている。この新種はメウォン国立公園内の標高約1000メートル以上の常緑樹林にしかおらず、それより低い場所ではまったく見つからなかった。山の急峻な地形が自然に個体群を分断しており、もしこの限られた範囲しか生息していないなら、ちょっとした環境の変化で絶滅しかねない。研究者たちは地元当局に森林保護の強化を求めるとともに、アジアヤマガメやインドシナトラなどと並んで、タイの山地生態系保全のシンボルにするよう提案している。
ちなみに隣接する山々はまだほとんど調査されていない。この新たな“ドラゴン”は、まだ他にも仲間を隠しているかもしれない。
夜用眼鏡が運転手の間でますます人気になるナイトライダー 
今、あなたにオススメ