マッチングアプリ「適度な自己開示」がモテる理由、科学が証明
マッチングアプリで「何も書かない」か「書きすぎ」か——どちらも実は間違いらしい。
新たな研究が明らかにしたところによると、プロフィールの自己開示度には絶妙な「ほどほどゾーン」が存在し、それを外すとマッチング前に大きく不利になるという。イスラエルのライヒマン大学とロチェスター大学の研究チームが『Current Psychology』に発表した論文が話題だ。
寝苦しい夜が、これひとつで快適にAirio Pro 研究では、21~29歳の独身学生を集めた実験を3段階で実施。最初の実験では90人の参加者が自分でプロフィールを作った後、自己開示量だけが異なる3つのプロフィールを評価した。「超短文:かわいい系」「適度:性格や趣味に触れた親しみやすい紹介」「過剰:個人的な詳細を詰め込んだもの」の3パターンだ。
結果は明白だった。最も短文なプロフィールの持ち主は「社会的魅力が低く、カジュアルな関係目的」と見なされがち。自己開示が増えるほど真剣な交際を望んでいる印象が強まったが、過剰開示は逆効果で、参加者が最も長期的な関係を望んだのは「適度」なプロフィールだった。希望するデート相手として52%が適度開示を選び、短文は26%、過剰は22%と、完全に二極化した。
実際に送られたメッセージの内容もこれを裏付け、第三者評価で適度開示者へのメッセージが最も温かくロマンチックな関心を示していた。男女の差もなかったという。
第2実験ではなぜ適度が最強なのかを検証。132人の参加者が低開示または適度開示のプロフィールを見た後、研究チームのメンバーと5分間のライブチャットを行った。すると、適度開示の相手とチャットした参加者は「相手が真剣な交際に興味がある」と感じ、自分自身も長期的関係に前向きになる傾向が確認された。逆に低開示グループでは、チャット後によりカジュアルな関係に傾いていた。
最も意外だったのが第3実験の結果だ。110人の参加者に、自己開示量と「短期/長期希望」のラベルを組み合わせた6種類のプロフィールを見せたところ、短期希望と書かれていても、自己開示が高いプロフィールは、長期希望のプロフィールとほぼ同じ評価を獲得。研究者はこれを「補償効果」と呼び、豊かな自己開示が「短期希望」という危険信号を和らげ、真剣な関係への関心を引き寄せることを発見した。
「プロフィール文は単なる自己紹介ではなく、相手に自分の意図を伝えるシグナルとして機能する」と研究者は説明する。つまり、どれだけ真剣な関係を求めているかを、書き方一つで無意識に伝えているのだ。
結局のところ、自己開示は「本物だけどコンパクト」が正解。「かわいい系」だけでは遊び目的と思われ、赤裸々に書きすぎると逆に引かれる。余計な情報は省きつつ、趣味や価値観が伝わる一文を添えるのが、長続きする関係を狙うならベストな選択と言えそうだ。
ただし、この研究は実験室環境での調査であり、実際のアプリでの多数プロフィール同時閲覧とは状況が異なる点には注意が必要だ。
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