「子どもいらない」は住む場所より性格の問題、44%vs3%の衝撃差
「子どもを作らない」という選択は、住んでいる州の生活費や人口規模よりも、その人が独身かどうかや年齢といった個人の属性に大きく左右される——そんな研究結果が、米PLOS One誌に掲載された。
ミシガン州立大学の研究チームが2024年秋に全米50州の成人2万118人を対象に実施した調査を分析。その結果、子どもを「持たないし、今後も欲しくない」と回答した「childfree(チャイルドフリー)」層の分布は、地域ごとに固まっているわけではなく、個人の特性が州の環境よりも約11倍も強い関連性を示したという。
寝苦しい夜が、これひとつで快適にAirio Pro 具体的には、ある仮想人物で比較した場合、30歳で保守的・既婚・非白人女性のチャイルドフリー確率は約3%。一方、50歳でリベラル・独身・白人男性だと約44%と、40ポイント以上の開きがあった。州の特徴(生活費や教育費)が確率に与える影響は最大でも13ポイント程度で、個人属性の影響のほうがはるかに大きい。
州別のチャイルドフリー割合はカリフォルニアが22%でトップ、ルイジアナが9.4%で最下位。サウスダコタ(10.0%)やミシガン(19.9%)、ニューハンプシャー(19.4%)など、高い州も低い州も全国に散らばっており、特定の地域に集中する傾向は見られなかった。
「生活費を下げれば出生率が上がる」という発想は、すでに子どもを持たない決断をした人には響かない。研究者らは「州が人口増加を狙って生活費削減や教育充実などの政策を打っても、子どもを望まない人には効果は期待できない」と指摘する。
ちなみに、15〜44歳の子どもを持たない層の中で「チャイルドフリー」と自認する割合は、2002年の13.8%から2023年には29.4%に急増。もはや「子どもを持たない人生」は少数派の選択ではなくなりつつある。
「あなたはカリフォルニアに住んでるか、ルイジアナに住んでるか——それよりも、あなたが誰かが大事」というわけだ。
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