ひきこもりリスク高い人ほど選ぶゲーム、意外な傾向が判明
「ゲームばかりしてるとひきこもりになる」なんて言われるけど、実は逆に「ひきこもりリスクが高い人ほど、特定のタイプのゲームを好む」という研究結果が出た。
日本の研究者らが529人のゲーマーを対象に調査したところ、ひきこもりリスクが高いグループと低いグループで、好むゲームのジャンル自体に大きな差はなかった。アクション、RPG、アドベンチャー、シミュレーションといった人気ジャンルは両グループで共通。
寝苦しい夜が、これひとつで快適にAirio Pro ところが、自由記述の回答を詳しく分析すると、明確な違いが浮かび上がった。
高リスクグループの特徴は、まず「対人競争を避け、協力プレイを好む」こと。競争ゲームは他人と比較されるプレッシャーがあり、すでに対人不安を抱える人には大きな壁になる。実際、参加者からは「他人と競争するのが嫌だ」という声が上がった。
さらに「オンラインでのハラスメント経験」を多く報告。ある参加者は「オンラインゲームでは嫌な人に簡単に出会ってしまい、避けるのが難しい。運営の対応次第なのが欠点」と語った。
一方で「コミュニティとのつながりを感じられる」「ストーリーやキャラクターが魅力的」といったポジティブな意見も。フィクションのキャラクターとの関係は、現実の人間関係より管理しやすいというわけだ。
注目すべきは、ポケモンGOやドラゴンクエストウォークのような位置情報ゲームをきっかけに「外出するようになった」と語る高リスク参加者がいたこと。研究者は「探索的な発見」としつつ、さらなる研究の価値があると述べている。
研究者らは、こうした知見をゲームデザインに活かせる可能性を指摘。短時間で遊べる、シンプルな操作、達成感のある成長システム、協力型マルチプレイ、そして何より「プレイヤーの誹謗中傷対策」が重要だという。具体的には、試合後にチームメイトの行動を評価するシステムや、送信できるメッセージを制限する方法が提案されている。
ただし、研究チームは「ゲームだけでひきこもりが解決するわけではない」と強調。あくまで「伝統的な精神医療を補完するもの」であり、適切に設計されたゲームが「世界と再びつながる小さな第一歩」になる可能性を探る段階だ。
「ゲームは現実逃避で、フィクションの世界でリラックスできる」。ある参加者のこの言葉が、彼らが求める「自分のペースで、自分の条件でつながる」という本質をよく表している。
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