テキサス湾の牡蠣、ほぼ100%にマイクロプラスチック。体内で何が起きてる?
ガルベストンやサウスパドレ島で有名なテキサス湾岸。実はここの野生の牡蠣、ほぼ全部にマイクロプラスチックが入ってるって知ってた?
テキサス大学リオグランデバレー校の研究チームが、南テキサスの2カ所(高級リゾート&漁場のサウスパドレ島と、ブラウンズビル近くの排水が流れ込む汽水域サンマーティン湖)で採った60個の東部牡蠣を調べた結果、えらと消化組織からポリエチレン製の微小プラスチックがゴロゴロ出てきたんだ。サイズは平均3〜4マイクロメートル(髪の毛より細い)で、大半は繊維状。
デニムに合う。履くだけで「ちょいワル」Tapoon 牡蠣はろ過食性で、1日最大50ガロン(約190リットル)もの水を体内に通すから、プラゴミも一緒に吸い込んじゃう。で、殻ごと生で食べるから、そのまま人間のお腹に入る可能性大。ただし研究では「食べても健康リスクがあるかは未検証」とちゃんと断ってるから、過剰に怖がる必要はないかも。
この研究の面白いところは、野生のまま調べたグループと、2週間キレイな水槽で飼ったグループを比較した点。すると、飼育後の牡蠣から検出されたプラスチック粒子は平均1〜2マイクロメートルと小さくなってた。大きな粒子は排泄されたか、水槽内で分解された可能性があるけど、まだ仮説の段階。
もっと気になるのは生体反応だ。野生の牡蠣では、細胞がダメージを受けた時に出てくる「3-ニトロチロシン」というタンパク質マーカーが、えら組織で有意に高かった(サウスパドレ島の消化組織でも上昇)。さらに抗酸化酵素(スーパーオキシドジスムターゼとカタラーゼ)も増加。例えるなら「体内の掃除係がフル稼働してる状態」。でも他の研究では、こうした防御が長期間続くとやがて限界を迎えることも示唆されてる。
最も衝撃的だったのは粘液の減少。牡蠣は粘液でエサを捕まえ、えらを保護し、消化を助けてるんだけど、野生の個体は明らかに粘液が少なかった。特にサウスパドレ島では、えらで約1.6倍、消化組織では実に5.6倍も減少。プラスチックが重要な摂食・防御機構を邪魔してる可能性がある。
他にも、殻と体の間の体液の酸性度がサウスパドレ島の野生個体で有意に高く、ストレス状態を示唆。糖分には差がなかった。
ただ、研究チームも「他の汚染物質(農薬や重金属)の影響も考えられる」「採取地点の水や底泥のプラスチック濃度は未測定」「繊維のカウント漏れで汚染度を過小評価している可能性」といった限界を正直に認めてる。
数千年前から人間の食料であり生態系の要でもある牡蠣。テキサス湾岸では今や「生きた汚染探知機」としての役割も背負わされてるわけだ。人間が海に流したものが、そのまま自分たちの食卓に戻ってくる——皮肉な話だよね。
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