カリフォルニアで電動自転車が無法地帯に。事故急増で州が規制強化へ
カリフォルニアで今、電動自転車(e-bike)が大問題になっている。エコで健康的な乗り物として爆発的に普及したものの、規制が追いつかず、歩行者やドライバーにとって「迷惑この上ない存在」に変わりつつあるんだとか。
特に深刻なのがレンタルe-bikeの放置問題。ロサンゼルスやサンディエゴ、サンフランシスコなどの大都市で、借りた自転車が歩道や車道に無造作に捨てられ、歩行者がつまずいたり、車の死角になって事故を引き起こしたりしている。しかも、レンタルに免許証や身分証すら不要だから、誰でも気軽に乗れてしまう。
冷房ゼロで涼しいミニギアAirio Pro さらに怖いのが、子どもや10代のライダーが安全ルールを無視して暴走している点。ヘルメットもつけず、交通ルールも知らずに、大人用のパワフルなe-bikeを「ただの自転車」感覚で乗り回す。その結果、病院には膝のケガや頭部外傷、脊髄損傷、さらには死亡事故まで増えているそうだ。
実はe-bikeには3つのクラスがある。クラス1はペダルをこがないとモーターがアシストしてくれず、最高時速20マイル(約32km)。クラス2はスロットルでモーターだけで進めるが、やはり最高速度は20マイル。問題はクラス3で、最高時速28マイル(約45km)まで出る。これは四輪バギーやジェットスキー並みの速度で、公道や自転車レーンしか走れない。にもかかわらず、メーカーのマーケティングは「全年齢対象」と宣伝するから、親が知らずに子どもに買い与えてしまうケースが後を絶たない。
さすがにカリフォルニア州の lawmakers(議員たち)も重い腰を上げた。現在検討中の対策は、免許証がないとe-bikeを没収できるようにする、ナンバープレートと登録制を導入する、最高速度を引き下げる、そして子どもに危険な運転をさせた大人への罰則を強化する――といった内容。Amazonに至っては、州の制限速度を超えるe-bikeの販売を自主的に停止している。
もしe-bikeにはねられたらどうすればいいか? まずは相手の連絡先(未成年なら親の情報も)を確保し、現場の写真や動画を撮る。保険会社に連絡して請求を開始し、たとえケガがなくても病院で診断書をもらっておくのが鉄則。示談金が納得いかなければ、カリフォルニアの人身事故専門弁護士に相談するのも手だ。
便利さと安全性のバランス――電動自転車の“無法地帯”化は、日本でも他人事じゃないかもね。
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