「イスラエルは米国なしでは生き残れない」トランプ、ネタニヤフとの会談前に強気発言
ドナルド・トランプ米大統領が、7月27日にベンヤミン・ネタニヤフ・イスラエル首相との会談を前に、イスラエルの対米依存を痛烈に批判する発言をした。
「率直に言って、我々は米国なしでは生き残れない多くの国々にとても親切にしている。そして、誰が生き残れないか分かるか? イスラエルだ」と、トランプはエアフォースワン内で記者団に語った。さらに「ビビ(ネタニヤフの愛称)が来る。彼が君たちに言うだろう」と続けた。
夜間運転用メガネが今ドライバーに急増中ナイトライダー 今回の会談は、2月に始まったイランとの紛争以来、両首脳が初めて顔を合わせる場。米国とイスラエルの利害は、ここにきて明らかにずれ始めている。最大の火種は、トルコへのF-35戦闘機売却問題だ。ネタニヤフはトルコに同機が渡るのを強く反対しているが、トランプは「誰にも何を売るべきか指図される筋合いはない」と真っ向から拒否。さらに「トルコは私にとって素晴らしい同盟国だ」とレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領を称賛し、ネタニヤフをけん制した形だ。
停戦交渉をめぐっても温度差が露わになっている。トランプは「イラン側から直接、新たな会合の要請があった。彼らをかなり激しく攻撃してきたからだ」と説明。交渉に前向きな姿勢を見せる一方、「うまくいかなければ、2日前にやっていたことを再開するだけだ」と強気の姿勢も崩さない。
しかし問題はレバノンだ。停戦が宣言されたにもかかわらず、イスラエルとヒズボラの戦闘は続いており、イランはレバノンを広域停戦の対象に含めるよう要求している。先月には、トランプ自身がネタニヤフとの電話で怒りを爆発させ、「クレイジーだ」と罵り、レバノン情勢にいら立っていることを認めている。
「我々は少し意見の相違があるが、かなり近い立場だ」とトランプはイラン戦争について語ったが、2月28日の米イスラエル共同攻撃時には肩を並べていた両国の関係も、今やヒビが入っている。ネタニヤフがイラン政権の転覆と核・ミサイル開発の完全な破壊を目指す長期戦を志向するのに対し、トランプは短期決着と停戦合意を急ぐ。
この会談、握手どころか火花が飛ぶのは間違いなさそうだ。
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