「閉鎖的」な街路のほうがよく眠れる?東京で判明した意外な事実
「開放的で歩きやすい街」は健康的――そんな常識に、ちょっと待ったをかける研究結果が飛び出した。
大阪公立大学と清華大学の研究チームが、東京都心に通勤する30〜50代の勤労者1089人を対象に調査したところ、なんと「閉鎖的」に見える街路に住む人ほど、よく眠れていることが明らかになったのだ。
デニムに合う。履くだけで「ちょいワル」Tapoon 研究では、Googleストリートビューの5万4000以上の地点の画像をAIで分析。建物や樹木で囲まれ、空の見える割合が少ない「 enclosures(閉鎖感)」の高い通りほど、住民の不眠スコアが低く、平均で約15分も睡眠時間が長いという結果が出た。
一方で、歩道や歩行者用フェンスが多い「歩きやすそうな」街路では、むしろ睡眠の質が低下。研究者は「東京のような混雑した大都市では、歩行者向けのインフラが整いすぎていると『安全で落ち着いた』というより『ごちゃごちゃして忙しない』と感じられるのかもしれない」と推測する。
緑の多さ自体は直接的な睡眠改善効果を示さなかったが、緑が多い通りは「安全そう」と評価される傾向があり、その安全性の感じ方が間接的に睡眠時間の延長につながっていたという。
「閉鎖的な街路がなぜ良いのか」について、研究チームは「建物や樹木が交通騒音を遮る」「ほどよい囲まれ感が心理的な安心感を与える」「人の行き来が適度にあり、コミュニティ感が生まれやすい」といった仮説を挙げている。
とはいえ、この研究はあくまで「相関関係」を示したもので、因果関係までは証明されていない。参加者は全員が東京勤務の中年層で、他の地域や年齢層にそのまま当てはまるとは限らない。さらに、ストリートビューの画像は交差点で撮影されたもので、実際の住まいの前の風景とは異なる可能性もある。
「開放的で広々とした街が良い」という思い込みに、ちょっとした疑問符を投げかけるこの研究。夜ぐっすり眠りたいなら、ちょっと路地裏のほうがいいかも?
(参考:Building and Environment誌、2026年5月7日公開)
これは高圧洗浄機と同等の強さで、電力不要BlastPro
今、あなたにオススメ